安眠に役立つ「麝香(ジャコウ)」の働き
「麝香(ジャコウ)」はその芳香が最大の特徴で、香水の原料にも使われ「MUSK」と呼ばれています。
精神的ストレスや肉体的疲労などによって滞ってしまった「気」の流れを速やかに回復させる本質があります。「気」の流れが滞ってしまうと、なかなか寝付けなかったり、夜中に何度も目が覚めたり、寝苦しかったり、あるいは急にドキドキしたりすることがよく見られます。「麝香(ジャコウ)」の香りは、これらの症状を改善してくれます。
入眠後に深い眠りのノンレム睡眠と浅い眠りのレム睡眠を何度か繰り返して朝を迎えるわけですが、昼間にストレスを受けると半覚醒状態でもあるレム睡眠のときに、神経が興奮し目が覚めたり、目が覚めないまでもなかなか深い眠りに入ることができなくなり、睡眠中に分泌される成長ホルモンが分泌されずに、心身ともに疲れが取れなくなります。このような状態が長引くとホルモンのバランスの乱れや免疫力の低下といった事態も招きかねません。
これに対し「麝香(ジャコウ)」は、ストレスで乱れた睡眠のリズムを正常化し、ぐっすりと眠ることができる作用があるとされ、江戸時代から使われています。
※救心製薬情報誌・丸山運平先生連載参照