ダイエットに漢方を使う理由「漢方薬の必然性」

長野で漢方薬店を営む、国際中医師の笠原正秀です。近年では「漢方ダイエット」という言葉を耳にする機会が増えてきました。ダイエットに漢方を使う理由を国際中医師免許を持ち東洋医学に精通している私、笠原正秀が皆様にお話しさせて頂きます。

この記事では漢方薬の効能効果とダイエット(減量)との関係性を皆様にシェアさせて頂きます。

 

 

 

1.漢方薬の効果とは

漢方薬とは自然界に存在する「動物・植物・鉱物」から作られた生薬を組み合わせることで複合的な効果を生み出すお薬です。漢方薬独自の効能効果から本来身体が持つ病を治す力である「自然治癒力」を高める為に使われています。

 

人が日々健康でいられるのは自然治癒力のおかげ

人には病気を患っても病気を治すための免疫機能が存在します。して病気を未然に防いだり、病気になっても治癒してくれる機能として「恒常性の維持」別名ホメオスタシスと呼ばれるという機能が働いています。
この機能は免疫(病原菌から身を守る防御機能)と内分泌(生きていくためのホルモン分泌や代謝反応)と自律神経(免疫と内分泌の司令塔)をコントロールし「健康を保つために身体の状態を一定に保つ」トータル的な自然治癒力として日々の健康を守っているのです。

 

 

どうして身体は病にかかってしまうのか

本来ならば恒常性(ホメオスタシス)機能によって病気を発症しにくい仕組になっているのですが、年齢を重ねたり、生活習慣の影響によってこのシステムの調子が悪くなったり、機能が低下することで人は病気になってしまうのです。
恒常性が崩れる一例を上げると、日々のストレスによってホメオスタシスを構成する「自律神経・内分泌・免疫」の自律神経が影響(ダメージ)を受けることで内分泌や免疫にも影響が出てしまい身体の防衛反応が遅れ風邪をひいたり体調を崩すというものです。

 

 

漢方薬の効果は「整え戻す」

日々の健康の要であるホメオスタシス機構の崩れたバランスを立て直し、自然治癒力を取り戻す力が漢方薬にはあります。
もともと自然治癒力の低下は健康の柱である「自律神経・内分泌・免疫」のどこかに負荷がかかり、酷使された結果、全体のバランスが崩れ徐々に他の柱にも影響が出るといった経路をたどります。
そこでバランスの医学と呼ばれる漢方で一番影響を受けている柱を治療しながら全体を立て直すことで健康の要である自然治癒力を正常に戻します。

 

 

 

2.肥満は身体の不調が表に出た症状

健康を維持する恒常性(ホメオスタシス)機構に影響が出ると体調不良や不眠など様々な不調が症状として出てきます。あらゆる不調の中に肥満という内臓脂肪が蓄積されてしまう状態も身体のバランスが崩れた症状なのです。

 

 

歳を取っても太っていない人もいる

歳を取ると太ることは仕方ないとお考えの方は多いと思います。実際に加齢によって避けがたい肥満要因「ホルモン生産・筋肉量」も存在しています。

しかし実際に年老いても太ってない方もおられます。これには健康を維持する機能であるホメオスタシス(恒常性の維持)が深く関与し体脂肪をコントロールしているからです。

健康を維持する機能(恒常性)が正常であれば内臓脂肪量も適正値(BMI標準値)推移を維持するように働きます。

この「BMI標準値=健康的な脂肪量」は飢餓状態などの緊急時に脂肪をエネルギー源として消費でき、なおかつ健康被害を引き起こさない必要最低限の脂肪量なのです。

恒常性に関して「恒常性と肥満」をご参照下さい。

 

 

身体の不調=体内バランス悪化で太る

健康を維持する恒常性に不調をきたすと代謝の要である「内分泌」が正常に働かなくなってしまうことがあります。

内分泌とは身体の代謝や生命維持に必要なホルモン分泌を行う大切な機関で脂肪細胞の代謝コントロールもホメオスタシス機構による内分泌のコントロールによって行われています。

ようするに恒常性が崩れ内分泌機能が正しく働かなくなるにつれて脂肪細胞の適切な量が保てなくなり徐々に太り、肥満になってしまうのです。

この時内臓脂肪が肥大化しますが、内臓脂肪が増えると体中で炎症が起こったり、免疫機能が正常に働かなくなるなどの健康被害を招きます。

 

 

体内バランスを整えないで痩せる場合

体のバランスを放置して「ただ痩せたいという想い」でダイエットを行ってもなかなか痩せない事が多く辛いダイエットになりやすいです。

その理由は身体にあるホメオスタシスが崩れていて正確な代謝反応が起こらないからです。

 

健康のバランスが崩れていると「正しい脂肪燃焼が起こらない・崩れていると身体はエネルギーを蓄えようとする」という2つの問題がありますが、世の中のダイエットはこれらの身体の仕組みに逆らって過酷な食事制限を行い痩せる方法なので「筋力が低下」し「健康も崩れ」やすく、より身体の防衛反応を過剰に反応させるので「リバウンド」しやすいのです。

 

 

 

3.漢方ダイエットの真意

肥満という症状は身体のバランスが崩れた結果、表に出た症状です。つまりダイエットで重要な事は症状を治す為に身体のバランスを立て直すことです。これができるのが漢方薬であり正しい漢方ダイエットの在り方なのです。

 

 

漢方で崩れた健康バランスを立て直す

太る原因となっている健康を維持する機能を漢方で立て直しを行うことで正しい代謝が起こるようになります。

つまりダイエットを行っても正常に身体が反応するので必要以上に食事制限を行わなくても蓄えてしまった脂肪の燃焼が進み、脂肪の適正蓄積量を目標に減量が進むのです。

ダイエットを行うにはまずは太る原因となった崩れた身体のバランスを立て直すことが最優先事項なのです。

 

 

漢方でバランス良好になると正しい代謝が起こる

当店でお客様にご提案させて頂いている「漢方ダイエット」は身体の健康状態を問診により判断し、身体の崩れてしまっている箇所を見出し、漢方を処方します。

そして正しい代謝反応がおこるように漢方療法を続け、痩せる為の脂肪の分解を促すために食生活の見直しを行い、体質改善とダイエットの両立を行います。

その結果、身体の健康を維持する機能が早期に回復し必要以上に蓄えてしまった内臓脂肪を速やかに燃焼しようと働くので痩せるのです。

 

つまり「漢方ダイエット」とは身体のバランスが崩れた結果、太ってしまった身体を減量=正すためにバランスの医学と称される漢方を使うことは必然なのです。

 

 

 

漢方は正しく使わなくては正しい効果が発揮されません。身体を立て直す漢方ダイエットが気になる方はお気軽にご相談ください。

笠原清心堂漢方ダイエットページはこちら

 

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